■樹木病虫害及び処理薬剤
病害対策

病害名

症状 主な樹木

使用薬剤

参考
うどんこ病 葉に白い粉のようなカビがはえる マサキ、サクラ、サルスベリ、ウバメガシなど カラセン(デプシー)乳剤3,000倍 5〜7月と9〜10月に発生が多い
すす病 葉や枝にすすのようなカビがはえる モチノキ、トベラ、シイなど 銅水和剤600倍 カイガラムシやアブラムシの排泄物に寄生するので、これらの害虫を防除するとよい
きび病 葉にさびのような黄褐色の斑点ができる ヤナギ、マツ、カイヅカイブキなど ポリオキシン水和1,000倍ダイセン(ダイファー)水和剤500倍 4〜5月と9〜10月頃に発生が多い
もんぱ病 根の表面に糸状のカビがはえる スギ、マツ、ポプラ、イチョウなど 病根を切りとる 白もんぱ病と紫もんぱ病がある
斑点性病害
炭そ病
褐斑病
葉にいろいろな大きさの斑点をつくる マサキ、アオキ、クスノキ、ポプラ、サツキなど ダニコール水和剤600倍
ダイセン(ダイファー)水和剤500倍
多くの種類があるが、多雨時に発生しやすい
てんぐす病 枝の1ヵ所から多くの枝が出てホーキ状となる サクラ、ナラなど 病枝を切って焼却し切口にペンキなどをぬる
胴枯性病害
胴枯病
枝枯病
幹や枝に病斑ができて枯れる サクラ、ポプラ、マツなど 患部を削りとって、ペンキやコールタールをぬる 患部を削りとって、ペンキやコールタールをぬる
こうやく病 枝や幹に、こうやくをつけたようなカビがはえる ウメ、サクラ、ポプラなど 石灰硫黄合剤8倍液をぬれば、菌体がはげおちる カイガラムシを防除すれば発生しない
もち病 葉が異常に肥大し表面にカビがはえる ツバキ、ツツジ、チャ、アセビなど 胴水和剤600倍
ダニコール水和剤500倍
5〜7月に発生し、雨の多い時にでやすい
虫害対策
虫害対策 症  状 主 な 樹 木 使 用 薬 剤 参   考
カイガラムシ
ツノロウムシ
ルビロウムシ
クワカイガ 
ガラムシ
など
枝葉に幼虫、成虫が寄生して汁液を吸収するすす病を併発する モチノキ、マサキ、サクラ、カエデ、マキなど スプラサイド乳剤1,000倍
カルホス乳剤1,000倍
を幼虫期に散布する
冬期の機械油乳剤30倍の散布も有効
種類が多く、形や色、習性なども異なるが体表面がろう質物でおおわれると防除がしにくい
グンパイムシ
軍配形の小虫で葉裏の汁液を吸収するので葉は白くカスリ状となる ツツジ、サツキ、サクラ、ボケなど スミチオン乳剤1,000倍
エルサン(パプチオン)乳剤1,000倍を散布する
アブラムシ 幼虫、成虫が新梢葉に寄生し汁液を吸収する マキ、サクラ、ウメ、サルスベリなど エストックス乳剤1,500倍エカチン乳剤1,000倍を葉裏に散布する 3〜11月に発生するが、5〜6月の防除が大切である
食葉性害虫
ハマキムシ
シンクイムシ
オビカレハ
アメリカ  
シロヒトリ
マツカレハ
ミノムシ
幼虫が葉を食害する サクラ、プラタナス、チヤ、サンゴジュ、マツなど デイプテレックス乳800倍
エルサン(パプチオン)乳剤1,000倍を幼虫発生書記に散布する
種類が多く、習性のそれぞれ異なるが5〜6月頃の防除が大切である
カミキリムシ 幼虫が幹や枝の中に食入する カエデ、ヤナギ、マツなど 被害穴にスミチオン乳剤1,000倍を注入する
産卵期(5〜8月)に幹枝にエルサン(パプチオン)乳剤1,000倍を散布する
幹や枝に食入する害虫には、コウモリガ(アオギリ、マサキ)コスカシバ(サクラ、ウメ)などもある
コガネムシ 成虫は葉を食害し幼虫は根を加害する ポプラ、ヤナギ、ヤマモモなど デイプテレックス乳剤800倍を成虫の来襲期(6〜8月)に散布する 灯火に集る習性があるので下に水盤をおき誘殺するのもよい
ハダニ ごく小さなダニが葉に寄生して汁液を吸収する スギ、ツツジ、カイヅカイブキなど アカール乳剤1,000倍
ケルセン乳剤2,000倍を発生初期に散布する
高温乾燥期に多発する
6〜7月の防除が大切である